2013年4月5日にKnower(s)にて行われた「まちなみ会議」〜 Vol.1 松本を知る〜のリポートをお届けします。
都市計画家の倉澤聡さんから松本市の「まち」の変遷とその背景についてお話いただきました。
「まちなみ」について
そもそも「まち」とはなにか?
活動が重層的な場所・・・
文化的、産業的がある場所・・・
駅がある・・・
行政区画・・・
など参加者からのコメント。
街と町の違いはあるが、「まち」の境界はけっこう曖昧になっているのではないか。
ヨーロッパなどでは「まち」がしっかり規格化されている。
では松本らしさとはなにか?
郊外で松本らしさを感じるか・・・
400年続く城下町・・・
山並みをみるとき・・・
人が集まるのが「まち」であればアウトレットと松本の違いは?
自立的な発展性があるか、そこに人の生活やつながりがあるか、「まち」は人により形成されている。
時間軸を考えることも重要ではないか。
まちには人、時間、空間のつながりがある。
まちを成り立たせているのは人の生活やつながり。
まちのストーリーはあるか?
まちでの暮らしが重ねられストーリーに惹かれて人が集まる。
人のつながりに持続性はあるか?
・商業的なコミュニケーションが少なくなる
・人間のコミュニケーション欲求は変わらないのでは?
SNSやメールに時間をとられている可能性がある。
絵や記号など視覚的なコミュニケーションが多くなっている。
ただ言語化や記号化されていないコミュニケーションが見直されている傾向はあるかもしれない。
地域コミュニティの衰退
例:お祭り
一部地域では強い連帯があるが、生活サイクルや雰囲気的にコミュニケーションを取り辛いと感じることが多い。日本の文化財のように保存されると生きた形で残っていかない。人のつながりも同様になりかねない
松本に新しい商業を生み出す力はあるか?
大企業にお金が流れているが、地域の企業にお金が落とされていない。それでも他の地域に比べて辛うじて松本は小さな規模での新規事業が興っている。
例:スーパー
いずれも松本が地元のスーパーではない。(買収や廃業などにより)
例:タバコ屋
たばこ屋も少なくなってコンビニなどでたばこを購入する人が多いが、タバコ税はコンビニの本社に行き、地元に落ちるお金はコンビニのアルバイトの給料くらいにしかならず、それ以上の収入が得られないし、拡がりがない。
人材力がないと産業空洞化の要因になりうる。
産業や商業の発展が「まち」に潤う刺激になる
今どのようなまちづくりが必要か?
地方が見放されてくるようになると地方自治力が必要になってくる。
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景観を読み解く
景観の背景とからくりを探る。
まち並(建物・壁・連続性・植栽・看板・駐車場)=「まちなみ」に人の思想が反映される
いまの松本の各商店街はどのようにみえるか?
規制緩和や政策により郊外化が進み、街中に人があつまるスポットが少なくなってきたことに加え、
日常品を買う事が難しくなった商店街、地元の人が離れていく。
例:郊外のまちなみ
車社会を意識した景観(看板など)が進む。
景観を作るのはまちに住む人々の価値観。
今の景観から何が読み解けるだろうか?
例:高層マンション
高層マンションは景観の問題以外にも取り壊し時の金銭的な負荷が高く、次世代に負担をかける可能性がある。
フランスやアメリカの地方都市の写真と比べて、松本市の中心部の商店街に人出が少なく、寂しさが漂う。
ディスカッション
- 井上のビルなどもまちの資源になるのではないか?
- 地域に空き家を活用するような町会単位での働きかけができないか?
- 空き家をきれいにするプロジェクトはどうか?
- 成功例や実例をフィードバックできる場所があると良いかもしれない。
- 松本市は、三つの「ガク都」(「岳都」「楽都」「学都」)としてPRしているが、それを活かしきれていない。
- それにはもっと根本的なビジョンがないのではないか?
- それにはプロセスをデザインする必要がある。
以上、拙いリポートで恐縮です、
次回は「地域を育てる」というテーマで開催を予定しています。
また後日、当サイトまたはFacebookでお知らせいたします。


