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【旅レポ】3連休に那須塩原市の黒磯駅付近の注目スポットに行ってみたよ!

 

こんにちは。ライター見習いのえづれです。

突然ですが、9月の3連休に地元である那須塩原市に帰ってまいりました。

 

那須塩原市について

那須塩原市(なすしおばらし)は、栃木県の最北部に位置する人口約11万7千人の市。人口約11万8千人の佐野市に僅差で次いで県内人口第6位で、県北部最大の都市である。日本有数の温泉地を擁する高原観光都市である。市内を流れる那須疏水は、日本三大疏水の一つに数えられている。生乳の生産が盛んであり、市町村別の生産量は、本州で第1位、全国的にも第4位である。(出典:Wikipedia

 

松本に来て8年目。

ささやかながら納税もしているからか、すっかり松本の人のような気持ちで暮らしています。

しかし、そんな松本愛の背景には漠然とした「地元嫌い」も存在しているのでございます。というか、そもそも地元のことをよく知らないまま出てきた感じです。

 

「山・温泉・スキー場・そば・昆虫食・避暑地・海なし県」

 

そんな馴染み深いキーワードで語ることができる我がふるさと。ってこれ、もうほぼ信州じゃないですか!おかしいな?

しかし、いつかは自分の地元に向き合わなくてはならない日がくるかもしれないと思うと、「なんだかなぁ」と下向きにつぶやいてしまいます。

ということで、今回はそんな我がふるさとである栃木県北部に向き合ってみようじゃないかということで、3連休を利用して実家(那須塩原市)に帰ってみたよレポをしたいと思います!

はじまりはじまり〜!

 

松本駅ー黒磯駅のアクセス

今回のレポ地である黒磯駅まで、松本駅からのアクセスをご紹介します。

あくまで目安なので、実際に行かれる方は各自でリサーチをされることをおすすめいたします。観光シーズンの車移動は渋滞する危険あり。

・特急しなの(長野経由)+新幹線

約4時間

運賃片道:約12,770円

・車

約3.5〜5時間

高速代片道:約 6,910円

・特急あずさ(新宿経由)+新幹線

約5.5〜6時間

運賃片道:約8,644円

・高速バス(新宿経由)+鈍行

約6〜7時間

運賃片道:約6,524円

 


ちなみにいうと、わたしはバス+鈍行を使うことが多いです。安いからです!疲れます。


 

黒磯はオシャレらしい

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みなさんSHOZO CAFEをご存知でしょうか?

自分の地元を言うと高確率で「あの辺にはSHOZO CAFEあるよね!好きなんだよ〜!」と言われたりします。地元の話題には疎いので、信州にやってきたころには「そんなに有名なんだ!?」とびっくり。さまざまなところまで名が轟いてますので、那須野が原エリアではかなりアツい場所であるのに違いありません!

 

それに、

えづれ母:黒磯の駅前がなんかいろいろ変わったって聞いたけど。

という証言もあります。どう変わったんだ〜!?

 

だいたいおしゃれなお店はお昼くらいにならないと開かないだろうと思ったのですが、「田舎だから、お店は朝からやっている」という母の自論をもとにとりあえず10時ごろに黒磯に着。

…そこで唯一オープンしていたのが「Chus(チャウス)」さんのマルシェでした。だから言ったべ〜!

 

新たな憩いの場、Chus(チャウス)

それでは、こちらの動画をご覧ください。

Chus GUEST HOUSE from Chus on Vimeo.

 


「ワァー」っていう気持ちになりました。


 

「チャウス」と聞いて連想するのは「茶臼岳」。小学校のくらいの時に登ったな〜。

加えて自分はよく「チャス」という単語を挨拶代わりにしているので、そういった意味でもなんだか親近感が湧いてしまいます。

地元嫌いのくせに、なんだかめちゃめちゃ懐かしい気持ちになってしまったんですよ。逆輸入感〜!

 

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Chusさんがあるこの通りには、カフェのSHOZOさんのほかに、洋服屋さん、家具屋さん、雑貨屋さんや、アウトドアのお店も。こぢんまりとしてはいますが、歩いて散策するのに丁度いい感じなんです。

 

そしてなんと、いきなりお邪魔してしまったにも関わらず、店長の村上さんから色々なお話を聞くことができました!嬉しい予想外!

 

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ちなみに、今回のカメラマンは父です。

えづれ父:素人なんで。

 

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こちらが村上さん!


 

ーーいつの間にか黒磯が盛り上がっていてびっくりしています!お店はいつごろオープンしたんですか?

村上さん:今、お店ができて9〜10ヶ月くらいかな。ここの1階は飲食で、2階3階がゲストハウスになっているんですよね。2階がゲストルームで三階が宿泊の方のラウンジというか、共有スペースですね。鉄骨部分が3階建てなんですよ。

 

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ーー3階まであるんですね!ちなみに、村上さんのご出身はどちらですか?

村上さん:ぼくの出身は九州の熊本なんです。

ーーそうなんですね!北関東らしからぬアクセントがあるなと思ったのですが、まさかの九州!どのようなきっかけで来られたのですか?

 

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村上さん:僕も地方出身なんで、なんとなく田舎や地方の感じは理解していたつもりでした。ただこの町は今までみた地方の町にはないような、なんかおもしろい雰囲気を感じて。この町になかったシーンを生むことができたり、新しいシーンが創れたらおもしろいなーと思って。それをイメージしたときに、このお店で一緒にやりたいなーと思ったことがきっかけです。それがうちの代表とならできるなーと。

 

ーーなるほど〜!なんだか、地元のことを考えてくれている方々がいるなんてとても嬉しいです…。ほかにも、県外から来て働いている方は結構多いんですか?

 

村上さん:そうですね〜。地元の子はわりと少ないですね。ここにいる人にもそれぞれやっぱりきっかけがあって。もともとここのオーナーと知り合っていたりだとか。ちなみにあそこにいる彼は、結婚して東京のほうから福島に引っ越して来たんですよ。福島といっても白河なので、このすぐ近くで。それからこのお店に来てくれて、ヨガのインストラクターもやってるんですよ。

 

ーー白河!よく行ってましたよ。買い物で遠出するといえば、宇都宮か白河のジャスコかでしたからね…。

 

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カウンターにいらっしゃるのが、ヨガのインストラクターもされている山岸さん。


 

ーーヨガのイベント、気になります。

村上さん:前にやったのは、彼が先生になって、宿泊プランでヨガを三本。5時くらいから夕方のサンセットヨガをやって、そのあとは参加者と一緒にご飯食べてゆっくりして、で翌日に朝ヨガ。で、また帰るまえにちょっとヨガやって、っていうプランを立てて。また、もう第2弾を今企画しているんですけど。

 


たのしそうだな〜


 

ーー奥にピアノがありますね!演奏もできるんですか??

 

村上さん:はい。でも実はまだ使ったことは無いんです。調律はこの前したんですけど。去年に関しては、音楽のライブはなんだかんだ月一ペースぐらいでやってますね。イベントのスケジュールはホームページだったり、Facebookなどで告知とかをさせていただいてます。

 

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写真には写ってはいませんが、右奥にピアノが。はやく演奏される日がくるといいな〜!


 

ーーちなみに、地元の人間からすると「この辺りに何をしに来るんだろう…?」とか思っちゃうんですけど、ゲストハウスに来る人は観光の方が多いですか?

 

村上さん:観光の人が多いですね。

あと結構、最近は旅の目的が変わってるなっていうのを感じてるところがあって。たとえば「那須に行く」とか「どっかに行く」っていうので泊まりにいくと言うより、まず泊まる場所を探してからその周辺を散策するみたいな…。旅の目的というか、ニーズがそういうところにもあるんじゃないかなと思って。

最近だと、四国とかから「ここ見つけてきました」っていう人がいましたね。お店をまず知って泊まりにきてもらって、那須とか観光に行くっていうか。ぼくらも結構そういう感じなんですけどね。

 

ーーなるほど…。目から鱗です。

 

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信州との思わぬ縁

村上さん:このあいだ諏訪に行ったときにも……あっ、マスヤゲストハウスって知ってますか?マスヤさんが好きで、この間泊まったんですけど。

 


最近〜!


 

村上さん:そのときはまずマスヤに行ったんですけど、街のことを知っていくと諏訪大社があったりとか。まずマスヤがあって、それから下諏訪っていう街を楽しむ感じというか…。この場所にも、同じようなことが言えるところがあって。

 

ーーなるほど…!

 

村上さん:あとは、SHOZOさん行きたいと思っている方や黒磯に遊びに来たいと思っている方が、「近くに泊まれるところがあるから一泊してこう」っていう風に、気軽に遊びに来られるようなきっかけになっているんじゃないかな、という風には感じてます。

 


なんだか面白いな〜!


 

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村上さん:あ、ちなみに松本にも行きましたよ!栞日さんとか。自分たちが行った時は閉まってたんですけど、tabi-shiroさんとかもありますよね。マスヤの設計とか内装とかをやった東野さんという方が、もともとうちの代表と仲よかったんですよ。それで訪ねに行きました。今、諏訪でリビルディングセンターを作ったりしてますよね。そこも見に行きました。

 

ーーおお…!思わぬつながりがあってちょっとワクワクしてきました。

 

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栃木-長野は思ったより遠いのに加えて似ている要素が多く、あえて行き来をしないという印象が強かったので、これは結構嬉しかったです。

ちなみにヨガの先生でもある山岸さん、なんと信州大学卒なんだとか!ご縁〜!


 

 

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マルシェには、農作物やお菓子、日用品やオリジナルグッズなど様々なものが売られています。

そして!自分があらゆる場面でお土産にしているお菓子、トラピストガレットもありました!


 

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大学時代にゲットーみたいな自治寮に住んでいた際、隣人(医学部・東京都出身)が「これ、ママが取り寄せてる!」って言ってたのをふと思い出しました。



 

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えづれ父:(様々なお菓子を眺めつつ)これはハイキングに行った時に食べるやつかいっ?

 


いつ食べてもいいよ


 

ーーいきなりお邪魔したのに、いろいろとお話をしていただいてありがとうございます。今更なのですが、わたくしえづれと申します!

 

村上さん:あ、めっちゃ覚えやすくてよかったです(笑)。ちょうど今来てる農家さんも、江連さん(笑)

 

ーーこの辺多いですよねぇ…

 


ア〜地元に帰って来ちゃったなァ


 

村上さん:江連さんとか、室井さん、郡司さん…

 

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阿久津さん印南さん君島さん相馬さん星さん益子さん八木沢さん…


 

噂のCAFE SHOZO

さて。まだまだ11:30にはなりません。周辺をウロウロしていると、お店の方が声をかけてくれました。

 

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?:この野菜は、まえ勤めてた人が作ってるんですよ。

 


栃木訛り!なんだかんだで安心するものがあるなぁ〜!


 

ーー失礼ですが、この辺のご出身の方なんですか?お店のオーナーさん…?

 

?:すっかりここだね〜。生まれも育ちも黒磯。高林のほうですね。ぼくは、省三なんですけど。

 


CAFE SHOZOのしょうぞうさんだった


 

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省三さん:お店は11:30からしか開かないんだよね〜(笑)。ちなみに今日は、上でイベントがあってね。

 

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カフェでは音楽のイベントもたくさん開催されているそう。


 

ーーSHOZOさんは、黒磯や那須だけじゃなくて、東京にもお店がありますよね。表参道でしたっけ…?

 

省三さん:表参道、あるよ。青山の人が黒磯の珈琲飲んでたらおもしろいなぁって。おもしろいでしょう?

 


お茶目に笑う省三さん。くぅ〜!


 

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ーー実は、自分はまだ地元のことをよく思えなくて。でも、そうやって考えてるのってなんだかつまんないなっていう思いがありまして…。

 

省三さん:つまんないでしょ?生まれ故郷は変えれないんだから(笑)。どうせなら、「いい街なんだ」と思いながら暮らしたほうがいいよね。

いいものが、よく見ればいっぱいあるんだから。つまんない街と言わずに、いい街に変えちゃえばいいだけの話だから。

 

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お店のガラスにもある「good neighbors」の文字。ここの近隣を素敵な場所にした省三さんだからこその説得力を感じる…。

SHOZOさんのことや今日のことをブログに載せたりしても大丈夫ですか?と伺ったところ、「どうぞ。出れば、黒磯の人が来てくれんだから。宣伝。黒磯の宣伝。」と、省三さん。

どっしりと落ち着いているのにどこか飄々としているような不思議な佇まいの省三さん。雨の中でもなんだか眩しく見えました。


 

えづれ母:古いんだけど、なんか洒落てるっていうかよ〜。そういえば昔あの並びの雑貨屋さんで、居間にある時計買った気がするな。あれ以来黒磯は来てなかったかもしんねぇな〜。

 

ーーそういえば、わたしもボールペン買ってもらったな〜。

 


自分はまだまだ信州にいたい気持ちもありますが、少しずつ地元や家族への向き合い方も変わって来ているような気がします。なんとなく家族交流も出来た気がする。


 

取材を終えて

 

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さまざまなお店の方々とお話しするにつけ、いままで知らなかった地元のことが見えてきて段々ワクワクしてきました。

黒磯のカフェカルチャーが身近にあった人たちが今後どういうアウトプットをするのか、そして地元の同世代の子たちがこの場所で送ったであろう青春など、様々なことに思いを馳せるきっかけになりました。

なんだか興味が湧いてたぞ。

別な角度から眺めてみると、これまで思っていた地元というものとはまたちがった印象を受けるので面白いですね。

みなさんも、久しぶりに地元に帰ってみると思わぬ発見があるかもしれませんよ。

それではまた次回!ごきげんよう。

 

お店の情報

Chus

栃木県那須塩原市高砂町6 高砂町6−3

0287-74-5156

ランチ
12:00〜14:30(L.O.)
バー&テーブル
18:00〜22:00(L.O.)
カフェ
12:00〜23:00
野菜直売
10:00〜23:00


*第2金曜日定休
(第2木曜のみ17:00L.O./17:30CLOSE)

 

 

1988 CAFE SHOZO

栃木県那須塩原市高砂町6-6


TEL: 0287-63-9833
1F 豆の販売 11:00~20:00
2F Cafe      12:00~20:00
 

 

( 文章:えづれ 写真:えづれ父)