今年は初めて「山の日」がありましたね!
みなさん、夏山行きましたか?
Knwersでも「山」を感じるイベント開催いたしましたよ。
3回目になる「やまのこと研究会」、今回のテーマは「山メシ」でございます。
みなさん、さっそく、いろいろ持ち寄って、おのおの作ってくださったり、
行動食をひろげてくださいました!!
「さぁ!みなさん、1時間くらい作る時間あるので、どうぞ作っちゃってくださいーー」
との私の声に、なんだかみなさん、遠慮しがち。
何でかな?と思ったら、「あっためるだけだから、、、、すぐできちゃうから、、、、」
おお。。。。そうか、そうなのね!!
山メシとは、いろんなことを想定した上で、限りあるものを最大限に生かし、いかに食を豊かにしていくかの知恵が詰まったものなのであります。
限りあるもの、、、時間もそのひとつ。無駄になんかできませんものね!!
ここからは、みなさんの美味しいご飯のできる過程をざっくり紹介いたします!!
どぅーん!!!!
今回、参加されたK夫妻のお料理がこちら!!
おにぎり??
これをどうするのかな?と思いきや、
コッヘルに投入!そして水も投入!!なんだかグツグツしています・・・
これはまさか・・・
リゾット!!!
なんと、あらかじめ、トマトと玉ねぎとベーコンとチーズとご飯をまじまぜして塩コショウで味付けたものを、こうしてラップに包んで持ってきてくださったのですー!!
「水分も同時に摂れて、短時間で最適!!」とのこと
たしかに!
具材によってバリエーションも豊かになるし、沢山作っても冷凍庫に入れておけば、次、山に行くときはそのまま持って行って、その日のうちに火をかけたら、美味しくいただけますものね。。。
トマトの酸味とちょうど良い塩加減。
ご飯のホクホク感。とろけるチーズ!これを寒い山で食べたら心も体も暖まりますね。
続きまして、Sさんのご飯。
このままでも全然、美味しそうですけど・・・。
むしろ、私はこのままいつも食べてるんですけど・・・
熱したフライパンにシーチキンの油のみが投入されました!
ジュウ・・・とツナのいい匂いが・・・
ここに・・・
ここにコンビニおにぎりが どん !!
これはこんがり焼きおにぎりなのか???!!
と思いきや、
先ほどのシーチキンもすべて投入され、おにぎりをフライパンの中でほぐし始めました!
これは、もうお分かりですね!
最後に、おにぎりに付いていた海苔を刻んで・・・
チャーハンのできあがりです!
おお!!中の梅の具も良いアクセントになって食がススムー!!
普段捨ててしまう、シーチキンの油も余すとこなく、有効に使うところ、水が貴重な山で水を使わない所がナイスアイデアですね。
そのまま食べても美味しいおにぎりでしが、こうしてひと手間加えることで、コンビニ感のないご飯になりました。
山に行く前に、サクッと材料を調達できて、おにぎりの具材も気分で変えられるからいいですね!
我らKnowersコーディネーター越智ちゃんは、私が行ったときにはすでに何かをグツグツしておりました。
越智ちゃんが作るのは、ワンゲル時代に仲間と山で作って食べた料理なのですが、テーブルにはパスタとツナと粉末のマッシュポテト・・・これが材料な様です。
越智ちゃん、ひたすら混ぜてます・・・(私がいろんな投入するタイミングを見逃したのか、ひたすら混ぜてる絵・・・)
こ、これは??
完成されたようなのですが、黄色い見たことのない食べ物です!
味は・・・・あ。おいしい。。。
芋と、良い感じにふやけたパスタだ!そして、しょっぱくて、パクパクしてしまう・・・
越智ちゃん曰く、この料理は「マカポテ」・・・(マカロニとポテトだから・・・)
これをワンゲルの山行のとき、ついつい粉末ポテトの加減を多くしてしまうと、マカポテ地獄が始まるとか・・・(粉末ポテトの膨張はすごいらしい。)
早ゆでパスタをコンソメスープで煮ているのでコンソメとマヨネーズの味がしっかりしていて、たまに食べたくなっちゃう危険な食べ物のような感じでした。
もう、おわかりですね!
インスタントラーメン!!
どうして、山で食べるラーメンってこんなにも美味しいのでしょう・・・
下界で食べる何十倍もご馳走に思えてしまうのは、私だけではないはず!!
Tさんはお気に入りの「チャルメラ」のを持ってきてくださいました。
ポイントは粉末スープを半分にすることらしいです。
どうしても、山では残ったスープを捨てるところがありません。
なので、山では汁まで残さず食べる為には、ちょっと薄めに作るの工夫かもしれませんね。
しかも、お水は十分に手に入るとは限らないので、粉末スープを調整できるタイプのインスタント麺はありがたいかも。
ザ・ラーメンができましたーー!
確かにほどよい、塩分。そして、汁物の温かさ・・・
ラーメンひとつとっても、きっとみなさん、いろんな工夫があるんだろうなぁと思いました。
最後のご飯はコンビニの一人前くらいに袋に入ったおでんを持ってきてくれたKTさん。
そんな便利なおでんがあったも驚きですが
この調理器具「ジェットボイル」の登場にみなさん目を輝かせておりました。
ぼっ!!!!っとこの火力によるお湯の沸く早さ。
あっというまに熱々おでんが出来上がりました!!
しかも、このコンビニおでん一袋のジャストフィット感。
なぜか、山でおでんって食べたくなるんですよね・・・。ついつい山小屋でわざわざ買っちゃいたくなくけど、こうして食べたらもっと手軽ですね。
しかも、ジェットボイル、このまま食べられるのです。
外があまり熱くない。軽い。コンパクト!!
なんとも、私が使っている父の代から使ってる20年もののバーナー様がおじいさんに見えました・・・。
こんな感じで私たちがいい匂いをさせていたものだから、たまたまその場に居合わせた、山に行かないコーディネーターが寄ってきました(ブレてるしすごい顔だし 笑)
せっかくなので、試食もしていただきました。
想像以上の味に、山メシの魅力を堪能し、きっと誰よりも山で食べてみたくなったに違いないでしょう 笑
山メシということで、今回は行動食も持ってきてもらいました。
こちらはN夫人の「命のケーキ」。
某テレビ番組で紹介されていた80歳でエベレストに登頂された三浦雄一郎さんが山に持参するケーキのレシピを元に作られたそうなのですが、これがまたすごいずっしり・・・
フルーツにナッツ、ひじき・・・材料が揃えるのが大変そうな、栄養満点のバウンドケーキを焼いてきてくださいました。
今回はスペシャルで小魚も入っていたそうですが、いろんな味がして美味しく、なんていっても腹持ちがすごいケーキでした。
これをもっていけば、他の行動食忘れても、登りきれる気がしました。
というわけで、みんなで作ってたべてお腹いっぱいになったわけですが
使った食器、調理器具も片付けなくてはいけません。
片付けも山ではジャブジャブ洗剤を使って洗うわけにはいきません。
ティッシュで拭いたり、鍋についたものはスープに溶かして飲んだり、お湯、又はお茶でといて飲み干す・・・といったアイディア、エピソードがいろいろでてきて、どこをとっても山の工夫は、生きるための知恵のような所が沢山あって、こういうことも含めて、山を楽しんでいけたら豊かだなぁと再確認する時間でありました。
今は本や雑誌、ネットで、山に関しても沢山情報が溢れているけれど、実際、人と人とが触れ合って実感しあうことは、とても具体的で、昨日よりもっと山が魅力的にみえました。
今回もご参加くださいましてありがとうございます!! ご馳走様でした。
(レポート・写真:ナスカ)
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