【Working Women Cafeインタビュー♯2】個人事業主として働く!モチベーションを保ち続ける秘訣とは!?保険屋・柴橋 麗さん

2015年度毎月第4木曜日に開催していた女性限定の情報交換カフェ「Working Women Cafe」。

素敵な働き方をしている女性に公開インタビューをしたり、ランチの時間を活用して、気軽に情報交換しました。

第2回目は2015年7月23日に開催し、個人事業主として働かれている保険屋・柴橋 麗さんに公開インタビューを実施。働く上で大切にしている事や、これからやってみたいことをお伺いしました。

 

Q. 今までの経歴を教えてください。なぜ保険の仕事を?

私が保険と出会ったのは20歳の頃でしたが、当時、保険とは資産運用のイメージが強く、大変面白いものだと思っていました。20歳にして保険好きの変わった人間だったんです。

その後、縁あって保険会社に派遣として働くようになり、保険金の請求手続きや改姓名など、保全の仕事を中心にやっていました。

お金の仕組みを学ぶ事ができてためになったし、保険好きの私には、すごく仕事が楽しかったです。

その会社では派遣切りにあってしまったのですが、同じタイミングで別の部署から営業をやらないかと声をかけてもらえたので、やってみたかった営業の仕事へと転職し、保険会社の契約社員として働くようになりました。

代理店営業という立場で、自分の保険会社で取り扱う保険商品を代理店からお客さまに販売してもらうのが主な仕事で、当然数値目標もありました。代理店営業の仕事も楽しかったのですが、新商品が出ました、キャンペーンをやっていますといったように、自社の利益優先で、お客さまにとって本当に必要な保険を提案できているのか?という疑問を感じるようになったのです。
お客さまのことを考えたら、複数の保険会社の複数の保険商品を比較検討できた方がいいだろうと思いジレンマを感じていた頃、今の会社の社長に一緒に働かないかと誘われたんです。

その社長は、当時私が担当をしていた代理店さんで、ずば抜けてお客さま目線ながら結果も出している方でした。仕事のやり方を学びたい、この人と働いてみたい!と思い、今は社長と2人体制の会社で働いています。

 

Q. 個人事業主として働くことに決めた理由とは? 実際働いてみてどうですか?

本当に仕事が好きで、生き甲斐だから!ということに尽きるのですが。お客さまから必要とされることが喜びなので、どんなに忙しくても、今の働き方は自分に合っていると思います。

サラリーマンのころは、会社にいればお給料がもらえる安心感は有りましたが、どんなに頑張ってもお給料は頭打ちですよね。頑張れば頑張っただけ評価が返ってくるし、自分を認めてくれる人がいるというのは、幸せなことだなぁと感じています。

良いも悪いも自分次第ですし、自律して生きていきたいと思っている自分にとってはいい刺激になっています。
この仕事を選んだ1つの理由が、いずれ来るであろう親の介護です。限られた時間の中で、自分のプライベートも大切にできるのが自営業の魅力だと思います。働きたい子育て中のママさんたちにも向いているのではないでしょうか。

 

Q. やる気がでないときはあるのでしょうか?また、その切り替え方法は?

やりたいことが仕事になっているので、仕事を休みたいと思うことは基本的にないのですが・・・。
たまにやる気にならないときは、やらない。寝て起きて切り替えるという感じです。
あとは、セミナーに行ったり外に出て刺激を受けたりもします。Knower(s)で異業種の人と話したりすると違う視点でものを考える事ができたり、コラボしたりできるのでそれもリフレッシュにつながっていると思います。・・・そしてまた、仕事頑張るぞと思ったり。

息抜きとしては、料理が好きですね。ふなっしーのキャラ弁を作るのにハマっています。

 

 

Q. 働く上で大切にしている事は?

「誠実さ」ですね。ニーズを把握して、お客さま利益を最優先しています。

健康状態によっては希望の保険に入れない場合もあるのですが、そういう方こそ保険を必要としていたりします。他で保険に断られたと相談に来られる方も少なくありません。過去に900件を超える相談実績が有りますので、経験値には自信が有ります。

”保険”というと、一般的にイメージが悪かったり、嫌われがちなものだと思うんです。 でも、本当は万が一のことが起きたとき、ご自身やご家族を守ってくれるものだし、しっかり考えてほしいんです。
押し売りされるんじゃないかとか、保険に関わる”人”がイメージを悪くしているんだとしたら自分の仕事ぶりを通して、少しでもそういう世の中の負のイメージを変えたいと思います。

 

Q. これからやってみたいことは?

家計にしめるお金って色々で、住宅ローン、教育費、老後の貯蓄などバランスが有ると思うので、そういったものをトータルに相談できる人になりたいと思います。また、ライフステージの変わり目は保険の見直しの時期なので、 思い出してもらえるような存在だと嬉しいですね。

それから、スケールの大きい話ですが、これから大人になる子ども達が社会で生き抜く力を、養っていく手助けができたらと思います。社会人になったら“大人”とか、結婚したら“大人”とか、子供のうちは、そんな漠然とした気持ちでいましたが、実際には、社会に揉まれ失敗を繰り返して大人になっていきますよね?

お金のことで言えば、社会人になると同時に、お給料から社会保険料や税金が自動的に引かれます。
社会保険や税金の役割をちゃんと知って払うのと、知らずに払うのでは意味が違いますよね?

家事だって、結婚してからお料理を始めた人は、きっと子供のころからやっておけば良かったと後悔しているはずです。
すぐには難しいかもしれませんが、社会で生き抜く力をつけるような教育をやってみたいなあと思っています。

「麗さんに会って、保険のイメージが変わった」、「楽しく仕事をする様子が想像できた」などの声も聞かれ、麗さんの仕事への真摯な姿勢や前向きさが参加者に伝わった会となりました。

 

主催:一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)
協力;コワーキングスペースKnower(s)

※今回の記事の抜粋は9月25日発行『週刊まつもと』に掲載いたします。

※「Working Women Cafe」は平成26年度補正予算「地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」により実施いたします。

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FABBの運営・メディア管理をしています。

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