「メディカルウォリアーズ / Medical Warriors」という松本発のイケてる医療系コミュニティがあります。代表は、信州大学医学部附属病院に勤める長谷山貴博さんです。Knower(s)で最初のイベントを開いてくれたご縁もあり(そして実はスタッフ柚木と大学の同期!)、前のめりな代表にインタビューを敢行してきました!
ーーまず最初に、メディカルウォリアーズって何ですか?(だいぶハッチャケた名前ですよね…)
職種や施設の垣根を越えて前のめりな医療人が集まれるコミュニティです(大真面目!)。
主に活動は2つで、1つ目はイベントです。「Medical Warriors Lightning!」というプレゼンイベントをやっています。1回目はKnower(s)でやらせてもらいました(FBイベントページ)。このイベントは、多種多様な医療人がショートプレゼンを次々に繰り広げる医療系ライトニングトークイベントです。前回は、、、
以上の様々な職種の6名に、持ち時間10分でプレゼンしてもらいました。
もう1つは、Webを使った情報発信です。現在は、Medical Warriors Lightning! で話してもらった内容の書き起こししか載せられていませんが、今後はそれ以外の情報も発信していきたいですね。
ーーなるほど。「メディカルウォリアーズ」を始めたキッカケを教えてくれますか?
自分は「治験(新薬の効果と安全性を調査する試験)」のコーディネーターをやっているのですが、患者さんに治験の話をすると「なにそれ人体実験?!」「違う!」みたいなやり取りがあって(笑)、医療の世界と一般の世界って遠いと感じていました。加えて、医療業界の中でも、分野間でお互いのことをわかっていなくて話が通じないことが多々あったので、お互いをつなぐ何かは必要だなと。
それと、もともとセミナーや勉強会ではない娯楽っぽいプレゼンイベントをやりたいなと思っていたというのもあって、病院から一歩踏み出たところで「メディカルウォリアーズ」をやってみることにしました。
以前、治験の話を「ぺちゃくちゃないとNAGANO」(クリエイター達の気楽で楽しいプレゼンテーション大会)で話したところ、予想以上の好反応でこれはイケると確信しました(笑)。
ーー実際にスタートさせてみて反響はどうですか?(良さそうな予感…!!)
反響は、、良いです(ニヤリ)。実は最初のイベントの前から、新聞に載ったりもしていました。当日はそれを見て来てくれた人もいましたね。
イベント後は、医療人からの問い合わせが多いです。また、一般の方からの問い合わせで、子供が医療の道に進みたいんだけど何か相談できないか、というのもありました。改めて一般の方と医療関係者が知り合いになる場ってないのだなと感じましたね。それと、病院間の交流は普段あまりないのですが、このイベントをキッカケに異なる病院の参加者同士が仲良くなっている例もあるんですよ。
ーー今後、メディカルウォリアーズを通して実現したいことってありますか?
抽象的ですけど、もっと一般社会と医療界を近づけてゴチャ混ぜにしたいですね。とりあえず、治験を「人体実験」と言われないように(笑)。もちろん医療人同士も近づけていきたいです。
今は、「病院から外に出て話す」という段階ですが、病院に健康な一般の人を呼ぶイベントもやってみたい。それに、病院には元気だけど入院していなければならない人もいるんです。そんな方々のために、病院内BARや、サイレントディスコと呼ばれる「無音フェス」(動画参照)なんかも開いてみたいですね。図書館で無音フェスをやっているところもありますよ(笑)。また「病院内コワーキングスペース」も交流には持ってこいだと思っています。
参考:これはこれでアリ?沈黙フェス「サイレントディスコ」が画期的(外部サイト)
ーー無音フェスやりましょう(笑)。これは楽しそう。いつもこんなこと考えているんですか?(笑)
楽しいこと考えるの好きで、変わったことしたいと思ってます。目立つし(笑)
「無音フェス」を開催させてくださる病院を絶賛募集中です!
\メディカルウォリアーズがKnower(s)に帰ってくる!/
「Medical Warriors Lightning! 2nd」
今回の登壇者もとても魅力的!
知識が無くてもわかりやすくて、興味を持てるようなプレゼンを準備してくれているとのこと!
(個人的には、附属病院の購買事務のお話が気になっております…!!)
▼プレゼンター
山田 慎太郎(購買事務、信州大学医学部附属病院)
「医療のお金はブラックボックス!?支払う側も受け取る側も損してませんか?」
中島 文香(皮膚・排泄ケア認定看護師、信州大学医学部附属病院)
「友達がおならをした時、あなたが取るべき反応~大腸がんとストーマ~」
中川 真人(作業療法士、コーヒーオタク)
「~コーヒーは好きですか?~作業療法的視点でコーヒーを考える~」
百瀬 正浩(理学療法士、フィジカルトレーナー)
「こんなところに理学療法士!~病院の垣根をこえた活動~」
足立 秀幸(旅する看護師、諏訪湖畔病院)
「看護師ダブルワーク〜看護師以外のやりたいことはあきらめる?〜」
宮川 健太郎(舞台写真家、studio m.p)
「失くしたもの・得たもの~あるカメラマンの失明~」
▼イベント概要
日時:5/23(土)19:00~21:30
会場:コワーキングスペース Knower(s)
長野県松本市大手1-3-29 丸今ビル1F
参加費:1,000(1drink+軽食付)
定員:20名
主催:Medical Warriors/メディカルウォリアーズ
申込:http://peatix.com/event/83567(外部サイト、予約必須)
皆様のご参加お待ちしております!
(取材:柚木 真)
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