「行ってきた企画」第2弾。
よくKnower(s)に立ち寄ってくれるチダリュウジさんの工房「北アルプス工房 タワーサイクルズ」を訪ねて安曇野まで行ってきました。
「行ってきた企画」第1弾はこちら。
▶月2回しか営業しない古道具屋があると聞いたので伊那まで行ってきた。
ーーよろしくお願いします! まずフレームビルダーの仕事について教えて下さい。
それぞれの身体にあった自転車をオーダーメイド、ハンドメイドで作る仕事です。身体を測定させていただき、その数字をもとにこの世に一台の自転車を作っています。既成品の中から身体にぴったりのを探すのは至難の業ですからね。「タワーサイクルズ」は2014年に設立しました。
ーー自転車を作っている工房(会社)は、どのくらいの数があるのですか?
全国に自転車を作っている場所は約90ヶ所あります。そのうち、約10ヶ所は量産タイプの自転車を生産する大手となり、残りの80ヶ所がフルオーダーやセミオーダーが可能な事業者です。大規模なところは「◯◯製作所」、それより小さい規模のところは「◯◯工房」と名乗っているところが多いですね。マンションの一室で作っている人もいるんですよ(笑)。
ーーマンション!!(笑) 私、チダさんしか自転車を作っている知り合いがいないのですが、皆さんどこにいるのですか?
分布としては、関東、関西、九州に多く、その他にも静岡や香川などにあると聞きますね。ただ、長野県にはないんですよ。昔、上田市にあったとは聞いたのですが。この安曇野で開業したのは、、
これらが強く影響しています。
ーーなるほど。自転車との出会いはどんなだったのですか? 普通じゃなさそうですけど…
いやいや、出会いは普通でしたよ。普通に補助輪とかも使ってました。ただ、小学校3年生くらいから、モノを分解することにハマってしまって、目覚まし時計やラジオを分解していました。もちろん”ママチャリ”もバラしました。元に戻せないんですけど(笑)。
ーー全然普通じゃない(笑)。その後はどんな学生生活を?
ママチャリ分解だけでは飽き足らず、「ママチャリのカスタム」が趣味になりました。
(これは筋金入りだッ…!!)
高校生になってバイクに浮気していて自転車は下火になってしまったのですが、20代後半で自転車と再会してまたハマってしまいました。その後、いろいろ経由して、安曇野でソフトウェア関連の仕事をしていたのですが、どうしても自転車作りをやりたくなって悩みに悩んで会社を辞めました。
ーーいきなり作れないと思いますが、どこかで修行したのですか?
ポートランドにUBI(United Bicycle Institute)というフレームビルダーのための学校があるんですよ。そこで勉強しました。
ーーお、出ました、クリエイティブ都市「ポートランド」。向こうって自転車が盛んなイメージ。
盛んってもんじゃなくてLOVEですよ、LOVE。自転車のタトゥーを身体に掘ってる人も多かったです。
クールな乗り物というイメージですね。
ーー日本とポートランドの自転車文化の違いは?
日本の自転車文化って多様性がないんですよね。ポートランドにおける自転車は・・・
==== 続く ====
この続きは、6/27(Sat.)に開催される「まちの教室」にて行いたいと思います。
ぜひ足をお運び下さい!amijokさんと同時開催です!
▶8:00- @ amijok
「なぜ、今、世界は朝型にシフトし始めているのか?〜世界の朝から見えてくる人生を豊かにするためのヒント〜」
イベント詳細・申込は下記リンクより。
▶14:00- @ Knower(s)
「自転車との新しい付き合い方 〜ポートランドの自転車文化に学ぶ〜」
イベント詳細・申込は下記リンクより。
実はとても楽しみにしていた溶接の現場を見せてくれるとのこと。
ガス溶接という種類の溶接なんだそう。今回は2つの鉄のパーツを溶接してつなげます!
台座にセットして、接着に必要な液体を塗ります。そして…
ファイアー!!!(ゴォォーーー!)
安全のためのサングラスは必須です。イケてる。
鉄の膨張も考えて、均等なるように熱していきます。
そして磨き上げると、こんなツルツルに!(写真は既に出来上がっていたものを撮りました。)
(取材:柚木真)
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