【まつもと市民大学2016】11/12(土)コミュニティをつなぐコネクターコースのご紹介をします

Category : コミュニティ まつもと市民大学 ワークショップ

最近、地方のコワーキングスペースが開設されたという話や、大学生が空き家をリノベーションしてコミュニティスペースを立ち上げたという話をよく聞きますよね。

つい先日も長野県豊丘村に泊まれるコワーキングスペース「とよテラス」さんが開設されたり、高校生の可能性を拡げる場づくりのクラウドファンディングが始まったりしています。

 

ほとんどのコミュニティスペースは、多様な人や価値観との出会いから新たな発見、異なる人とのコラボレーションが生まれることを期待して、作られています。

Knower(s)で開催しているイベントも異業種・異分野の人同士の出会いやコラボレーションを狙ったものが少なくありません。

 

コミュニティをつなぐ存在「コネクター」

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ここ数年、コミュニティスペース開設の動きが加速している背景には、多様なコミュニティづくりが必要だと考えてられているからです。

人口構成が変化していき、どこの地域でも課題は顕在化してきています。

例えば、松本市の中心市街地のある地区では、町内会の高齢化が進行、町内の仕事を担う後継者不足に悩んでおり、町内会のメンバーが減ったせい、街路樹の手入れなどが難しくなり、街の景観保護が難しくなった事例があると聞きます。

このように、課題を抱えている当事者コミュニティだけでは解決できない事が多々あります。

そんな現状を打破するには、当事者コミュニティに属していない別のコミュニティとの接点が必要になってきます。

ここで、コミュニティをつなぐコネクターが重要になってきます。地域のヒト・モノ・カネ・情報をつなぎ、地域課題を解決を模索するのがコネクターの役割です。

 

ゲストスピーカー紹介

ゲスト① 株式会社HASUNA代表 白木夏子さん

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「エシカルジュエリー」

 

この言葉を聞いた事があるでしょうか?
 

アクアマリン、トパーズ、金や水晶など、煌びやかな宝石が装飾されたジュエリーを記念日に贈ったり、受け取ったりしたことのある方も多いと思います。
 

ですが、その美しいジュエリーの原材料がどんな過程を経て手元に届いたか、想像した事があるでしょうか?
エシカル(=倫理的な、道徳的な)ジュエリーとは、文字通り倫理的なジュエリーの事です。

 

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https://www.hasuna.co.jp/bridal/proposal/より)
 

ジュエリーに使われている宝石は、コロンビアやパキスタンなど途上国で採掘されているものが多いですが、採掘現場の鉱山労働者は過酷な労働環境や低賃金で搾取的に働かされている事が少なくないそうです。
 

エシカルジュエリーは、搾取の結果ではなく、顔が見えて信頼出来る現地の職人やNGOとの直取引で仕入れた宝石を使ってつくられたジュエリーの事です。白木さんが立ち上げた株式会社HASUNAは、そんなエシカルジュエリーを扱う会社です。
 

ロンドン大学在学中に、インドで搾取的労働をさせられている鉱山労働者を目の当たりにし、衝撃を受けた事が現在のビジネスに繋がっているという白木さん。このビジネスに取り組み続けて確信した哲学が、HASUNAのホームページに記されています。

 

ビジネスは、この地球を豊かにしてゆくためにある。
HASUNAの仕事を続けてきた中で、私が確信している哲学です。

ジュエリーは、鉱山で石を採る人、研磨する人、運ぶ人・・・沢山の人が関わる中で作られます。
そして、使われる素材のほとんどが、地球の中に何億年も眠っていた大切な資源。

ジュエリーブランドHASUNAの役割は、大切な地球の一部をジュエリーという小さな彫刻へと変化させお客様にお渡しすることです。
地球と人とを繋ぐこの循環が、私たちの考えるビジネスの役割であり地球の美しさを次の世代へと受け渡す手助けをする。

こんな想いを大切にして、日々仕事に臨んでいます。

株式会社HASUNAホームページより引用(https://www.hasuna.co.jp/recruit/

 

株式会社HASUNA代表 白木夏子さんのインタビュー動画

 

エシカルな消費という価値観を共有できるコミュニティを拡げている白木さんには、いちチャレンジャーとして、今までの取り組みや実現したい世界について語っていただきます。

 

★白木さんを知るためにオススメの記事はコチラ!
http://goethe.nikkei.co.jp/serialization/takigawa/130423/index.html

http://monju.in/special/08/

 

 

ゲスト② 株式会社54代表取締役社長 山口豪志さん

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「別に俺は掃除の係になっても良い」

 

いまや、月間利用者数が6000万人を超え、海外展開もしている「クックパッド」や日本最大級のクラウドソーシング「ランサーズ」で初期メンバーとして圧倒的な成果を上げ、会社の成長に貢献してきた山口さん(クックパッド時代には、営業として3.7億ほど稼ぎ、会社の売り上げの8割を担っていたとか…!)。

この経歴だけ見るとバリバリのビジネスパーソンで、「掃除係でも良い」という控えめにも取れる発言は、一見そぐわないように思えます。
しかし、ランサーズ時代に山口さんは周囲に本気でそう言っていたのだそうです。

その真意はどこにあるのでしょうか。

 

ランサーズ時代の山口さんのプレゼンテーション(2012年・・・!)

 

山口さんは現在、自らが立ち上げた株式会社54で主に拡大期のベンチャー企業支援や株式会社デフタ・パートナーズの横浜拠点でインキュベーション施設「横浜グローバルステーション」のマネージャー、個人投資家として活動し、自身の経験を後進に伝えています。

いまでこそ、コンサルや個人投資家としてベンチャー企業を支援していますが、学生時代は茨城の大学で昆虫分類学を専攻し、ビジネスとは縁もゆかりも無い世界にいました。
昆虫が好きで、研究者を志していた山口さんはある時、学芸員の資格を取るために訪れた地元・岡山の博物館で、自分が敵わないほど昆虫に詳しい高校生に出会います。

その青年は昆虫には詳しい一方で、その他の事に関してはまるで弱く、彼を見て自分の役割は昆虫博士になることではなく、昆虫博士になる奴を応援することだと感じたそうです。

 

ベンチャー企業に参画し、事業拡大期を経験、ビジネスが世の中を変える様を目の当たりにしてきた山口さんの目標は、いまでも学者を応援する仕組みづくりをすること。そのために、35歳までに圧倒的な実績を作ろうとしています。

そして、さらに理想の社会を実現したいと山口さんはインタビューでこう語っています。

 

最終的な理想として45歳からは、「人が人を殺さない社会」を作ることに力を注ぎたいと考えています。

何故かというと、今まで見てきた世界中の旅中の出会いや個人の体験から、戦争・殺人・自殺を含め、それらが無いような世の中にしたいんですよね。 大いなる野望なのですが、そのためにも、まずは、仕組みとして100年以上も継続し、人類に貢献し公益的な事業経営ができる企業を作ることに関われればと考えています。

これまで、2社のベンチャーに早い段階から関わらせてもらいましたが、そこで感じたこととして、社会はびっくりするくらい簡単に変わっていくですよね。

  

「こうしたいね」と話したことが本当にそうなっているんです。だから、信じることから始めることが大事だと本気で考えています。

世の中が良くないと嘆くのではなく、それを変えるための努力をすれば、必ず世の中は変わると思うんです。

another life(https://an-life.jp/article/345#/page/5)より引用

 

「本当に良い」と思える会社にコミットし、その中で必要な役割を果たし、会社を成長させる。そして、世の中を良い方向に変えていく。

冒頭の「掃除係でも良い」という発言は、自分がコミットするコミュニティ(=会社や世の中)の中で、成長のために自分が求められる役割であれば、何でもやるという姿勢の表れではないでしょうか。

 

まつもと市民大学では、メディアに出ていない泥臭い苦労話(ご本人曰く「ごつい話」笑)を踏まえて、個人としてどんな社会を実現したいのか?を語っていただきます。

 

★山口さんを知るためにオススメの記事はコチラ!
https://an-life.jp/article/345

 

 

ゲスト③ 株式会社NextCommons代表 林篤志さん

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自由大学、土佐山アカデミー、Local Venture School、Next Commons Labー

 

まちづくりやソーシャルビジネス、ローカルメディアなどに関わられている方なら、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
今年9月に行われた日本財団のソーシャルイノベーションフォーラム2016で、特別ソーシャルイノベーター優秀賞に選出され、最大1億円/年の資金調達を実現した、いま最もホットな方です。

 

全国を駆け回り、地域づくりの分野で成果を上げている林さんの原動力はシンプル。

「面白いから、やる。」

いまの地域課題の解決や地域づくりの現場にもっと必要な視点かもしれません。

 

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(自由大学HPより|https://freedom-univ.com/


20代前半から、普通では出会いない人の経験から学びを得る場を作ろうと様々な企画をし、最初の頃はホームレスやヤクザの組長などをゲストに迎えた講演会などを開催していました(発想が超尖ってる…!)。
1年くらい続けてようやく、ギリギリを狙いすぎていたことに気づいたそうです笑。その後、普通の人でも先生になれ、だれもが学べる自由大学を2009年に立ち上げました。
 

1年ほどコアメンバーとして自由大学に携わったのち、農業関連のプロジェクトで全国を飛び回っていたら、少しずつ地方の面白さに気づき始めたことが活動の舞台を地方に移すきっかけと林さんは語ります。

 

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林業、漁業、農業など、各分野様々な技術に長けた人々が地方にはいます。しかし、いまは過疎や高齢社会の時代。
地方で代々受け継がれてきた知恵や技術が少しずつ消えていき、手付かずの地域資源が埋もれたままになることはほぼ間違いないでしょう。

 

一方で東京にはデザインやWeb制作、PRやマーケティングが得意な人がたくさんいます。
もし、地方と東京をうまくマッチングさせることが出来れば、地域課題を解決しつつ、新しい価値や産業が生み出せるのではないかと林さんは考え行動していきます。

 

最初に地方で立ち上げたのが高知県土佐山地域での土佐山アカデミー。外と中をつなぐ場づくりをしようと始めたそうです。
土佐山アカデミーのビジョン(目標)は、「次の100年のために、地域の資源を活かし、新たな出会いやアイデアを育む、学びの場」を通して、「日本の中山間地域を活かし、日本を活かすことにつなげる」こと。

人口約970名の土佐山地域で生まれた土佐山アカデミーは、これまでに「エッジキャンプ」という過疎地域特化型・起業家育成プログラムを始め、様々な学びの場を提供してきました。今年で6年目に入り、延べ6000人以上が来て、30組の方が移住したそうです。
このインパクトはすごい…!

 

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(EDGE CAMP HPより|http://edgecamp.jp/

 

大きな成果を上げているように思えますが、土佐山アカデミーに携わるうちにひとつの地域だけでやることの限界も感じるようになったとのことです。
まだまだ都会から地方への人の流れは少なく、地方に興味がある層は社会全体から見れば少数派。
各地域にプレイヤーが点在しており、別々に動いているから大きなムーブメントになりにくい。

 

全国各地で連携していく仕組みづくりが必要だと林さんは考え、2015年に作ったのが地域おこし協力隊向けの起業家育成プログラム「Local Venture School」であり、その仕組みを2016年い岩手県遠野市で本格稼働させた「Next Commons Lab」。

いずれも土佐山での実践を経て、培ったノウハウを全国展開するための仕組みです。

 

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(Next Commons Lab HPより|http://nextcommonslab.jp/

 

遠野市での、10の実験的なプロジェクトテーマを設定・応募したところ、全国から80人の応募があったとのこと(全国的に見ても28000人規模の自治体にこれだけの応募があるのは異例なことです)。

テーマを見てみると、「ホップ栽培とクラフトビールで地域を変える」「産科過疎地域ではじまる、みんなで支える「お産」と「子育て」」「発酵を科学する」など、中には大手企業と連携したプロジェクトもありつつ、どれも地元に根付いた面白そうなものばかり・・・!

★詳しくは「次世代の田舎のあり方を探求し、つくりつづける遠野Next Commons Lab」

 

Next Commons Labは、ポスト資本主義社会を具現化する議論と実行の場としてのブラットフォーム化をしようと、3年後には全国100カ所に広がり、1000人の起業家が100億円の産業を生むという構想を描いています。

◎Next Commons Labの詳細な企画書はこちら

 

まつもと市民大学では、地域資源と外のプレイヤーをつないできたこれまでの活動や林さんの視ている地方の未来についてお話しいただきます。

 

★林さんを知るために、オススメの記事はコチラ!
http://melike.info/article/1235/

 

 

コミュニティをつなぐコネクターコース概要

タイムスケジュール

<1コマ目>
9:00〜12:00
講演&ワークショップ:白木夏子さん(株式会社HASUNA 代表取締役)
ー12:00〜13:00|昼食ー

<2コマ目>
13:00〜16:00
講演&ワークショップ:山口豪志さん(株式会社54 代表取締役)
ー16:00〜17:00|夕食ー

<3コマ目>
17:00〜20:00
講演&ワークショップ:林篤志さん(株式会社NextCommons 代表取締役)

<まとめのワークショップ>
20:00〜21:00
 

イベント概要

・日 時|11月12日(土)9:00〜21:00
・定 員|20名
・参加費|6,000円(原則通し参加でお願いしていますが、どうしても通しで出られない場合はご相談ください
・場 所|コワーキングスペースKnower(s)
・申込み|https://knowers.doorkeeper.jp/events/52853

 

パンフレットはこちら

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