【Creator’s File04・HORIIさん】どきどきするような、ワッフルハンカチやティッシュケース。旅先で出会った生地から生まれる、素敵女子のための小物たち。

Category : クリエイターズ 記事

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今回お話をお伺いしたHORIIさんは、Knower(s)の壁面本棚に作品を展示していただいている、ひとはこオーナーさん。

 

リネンシャツにお手製のカシュクールワンピースのファッションで、インタビューに答えてくださいました。

 

 

ーーものづくりをはじめたきっかけは?

 

「昔からお裁縫は好きだったのですが、子どもがうまれたことが大きかったですね。 赤ちゃん用品からはじめて、身の回りの品やバッグ、着る物をつくって、楽しくなっていって。 人にさしあげたりしていたのですが、せっかくだし販売したほうがいいよ、と言ってもらったことがきっかけで、じゃあやってみようと思うようになりました。

 

10年ぐらい前になるんですが、ちょうどいいタイミングで個人の販売スペースを持てるConnectという店がオープンして。パルコの隣で人が行き来する場所だし、すごく魅力的だなあと思って見に行ったその日に契約して帰ってきました。そこの販売スペースはKnower(s)よりも大きめなので、バッグなんかを販売しています。」

 

 

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ーー販売することになってから、制作するものは変わったのでしょうか?

 

 

「じつは、基本的に自分本位のものづくりをしているんですよね。 自分が持ちたいもの・使いたいものをデザインして、試作をして使ってみて、改良したりして、良かったら商品化して売るという感じです。 使わずに商品だけ作ったり、自分がいいと思えないものをつくったり、ということはしません。

 

あとは、自分の子どもたちに作ったもので使いやすいものがあったら、商品化するという感じです。最近は子どもが大きくなったので小物が多いですが、子供用のワンピース、スモック、帽子なんかも成長にあわせて作っていました。

 

ハンカチは定番品でずっと作っているのですが、作り始めたきっかけは、子どもの幼稚園の持ち物に、白いハンカチっていう指定があったこと。 白いハンカチってかわいいものがなくて、素敵なものはすごく高かったりして。 白いワッフルの生地を買ってきて、まわりにリネンのバイアステープをつけたらすごく素敵なハンカチができたんです。基本的に実用品・日用品で、暮らしの中でこんなのあったら嬉しいなあ、というものを作っていきたいですね。」

 

 

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ーーKnower(s)の展示のテーマや作品について教えてください。

 

 

「素敵な女子に持ってもらいたい、 これを持って素敵な女子になってもらいたいという想いがあります。 女子っていうのは、年齢は関係ないですよ。心がけというか、そういうイメージです。 バッグの中を見たときに、 このハンカチの花柄がちらっと見えたら素敵じゃない?というような感覚でしょうか。 普段バッグの中がぐちゃぐちゃな人も、これをもったら、バッグの中を綺麗にしようと思ってもらえるような感じを目指しています。

 

それから、季節にあわせてティッシュケースを作っています。 若い人はティッシュにケースをかけるという、意識や習慣が無いかもしれないですが、身の回りを整えるということを心がけるきっかけになったら嬉しいですね。

 

洋服と同じように季節にあわせて身の回りの物も変えていくと、 日々の暮らしをもっと楽しめるのではないでしょうか。」

 

 

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ーーHORIIさんらしさのひとつに、生地へのこだわりがあるように感じます。どうやって選んでいるのでしょうか?

 

 

「生地を選ぶ際、値段の高い・低いは気にせず、自分がいいと思うものを選ぶようにしています。お店も様々で日暮里にある老舗の生地屋さんにも、海外の路面店にも行きます。 生地との出会いって一期一会だったり、もう作っていないものもあったりするので、いいと思ったらすぐ仕入れます。 何かを作る際に、○○をつくろう、とイメージして生地を探すというより、この生地はこんなふうに使ったら素敵なんじゃないかなと発想することが多いです。

 

それから、海外に旅行に行くときは最高の仕入れのタイミングで、旅行に出る前に生地屋さんを探してから行きます。旅先で仕入れたものって特別な感覚があるし、テンションが上がるんですよね。 たとえば、フランスで、絵画みたいなラナンキュラス柄の生地に出会ったり、 インドネシアでロールでしか売らないよっていう現地の布を交渉して買ってきたり。

 

作品を見返すと自分の生活の歴史がわかるし、 どきどきするような体験が思い起こされて、日常生活も楽しくなる気がします。」

 

 

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ーーネタ帳を持ってきていただきましたが、これはどうやって使っているのでしょうか?

 

 

「一番どうしようと思うのは作る前なのですが、 生地をみて、これに合うデザインはなんだろうと考えながらネタ帳にスケッチすることが多いです。 あとは、これかわいいなと思ったものをスクラップしたり、 プレゼントをした後いただいた、お礼の手紙も貼ってあります。」

 

 

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ーー今後取り組んでみたいことは?

 

 

「ネタ帳のストックを見ながら考えていたのですが、 15年ぐらいいろいろなものを作ってきたので、 昔つくったものをリニューアルしてつくってみたいと思っています。 今の方が縫製の技術があがっているし、 HORII品として完成した形ができるんじゃないかなあと。

 

お料理を作ったり、 インテリアを整えたりするのと同じ感覚でものづくりをしているので、 クリエイティブに毎日を楽しむことが、 自分にとっての幸せなのかなあと感じています。」

 

 

 

 

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(取材:花輪むつ美)

★ひとはこオーナー募集中!
 Knower(s)では、壁面本棚で作品を展示販売していただける方を募集しています。 初回登録料は3000円(3ヶ月ごと更新)。 ご希望の方は、氏名・売りたいもの・販売開始希望時期をご記入のうえ、<hello@knowers.jp>までご連絡ください。

  
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